映画「クライマーズ・ハイ」原作本、映画公開前から1位に-前橋

映画「クライマーズ・ハイ」の予告編を流す「クライマーズ・ハイコーナー」

映画「クライマーズ・ハイ」の予告編を流す「クライマーズ・ハイコーナー」

  • 3

  •  

 紀伊國屋書店前橋店(前橋市文京2「けやきウォーク前橋」内、TEL 027-220-1830)で、映画「クライマーズ・ハイ」の同名の文庫が映画公開の1カ月以上前から現在まで、文庫売り上げベスト1になっている。

[広告]

 「クライマーズ・ハイ」は「半落ち」で知られる横山秀夫さんの作品で、横山さんが上毛新聞社(同市古市町)在職中に遭遇した「日航ジャンボ機墜落事故」(1985年)の取材経験を元に書かれた小説。単行本は2003年8月、文庫は2006年6月に発刊され版を重ねている。

 東京生まれの横山さんは、国際商科大学(現、東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社し、12年の記者生活を経てフリーライターに転身した。日航ジャンボ機墜落事故では墜落の翌朝から現場で取材にあたった。

 前橋にゆかりの深い作家の作品を映画化するにあたり、実際に上毛新聞社(作品では「北関東新聞社」)がある前橋がロケ地に選ばれたため、原作も映画も注目を集めた。

 紀伊國屋書店前橋店では映画公開2週間前の6月20日から、常設している「横山秀夫コーナー」のほかに映画の予告編を見ることができる「クライマーズ・ハイコーナー」を特設したが、「クライマーズ・ハイ」はこの特設コーナーを用意するより早く「映画公開の1カ月以上前から売れ始め、ほどなく文庫1位になった。相乗効果で『クライマーズ・ハイ』以外の横山作品も好調」(同店担当者)だ。

 「けやきウォーク前橋」内のユナイテッドシネマ前橋では公開に先がけ5月下旬から試写会を開催しており、試写会の帰りに「クライマーズ・ハイ」や横山作品を買い求める人の姿が見られた。

 映画「クライマーズ・ハイ」のオープニング2日間の興行収入は、「花より男子ファイナル」「インディージョーンズ/クリスタルスカルの王国」に続いて3位にランクインし、7月24日現在「あと少しで15億円」(ギャガ・コミュニケーションズ担当者)に達するという。

 紀伊國屋書店前橋店では「ユナイテッドシネマ前橋で『クライマーズ・ハイ』の上映が終わるまでコーナーを維持する予定」。

けやきウォーク前橋に「紀伊國屋書店」-970坪に55万冊超(高崎前橋経済新聞)前橋が舞台の映画「クライマーズ・ハイ」上野村で追悼試写会(高崎前橋経済新聞)映画「クライマーズ・ハイ」、撮影現場「前橋」で記者会見(高崎前橋経済新聞)映画「クライマーズ・ハイ」試写会にマスコミ関係者100人超(高崎前橋経済新聞)紀伊國屋書店

  • はてなブックマークに追加
後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース