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前橋城東小の「青い目の人形」が里帰り-米国の美術館で展示へ

1927(昭和2)年に米国人宣教師のギューリック1世から贈られた「バージニア」

1927(昭和2)年に米国人宣教師のギューリック1世から贈られた「バージニア」

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 前橋市立城東小学校(前橋市城東1)所有の「青い目の人形」、バージニアが3月2日から、米国バージニア州のターブマン美術館(ロアノーク市)に展示される。

ニーナとエマ

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 バージニアは1927(昭和2)年、米国人宣教師のギューリック1世が日米親善を目的に日本の学校に配布したうちの1体。当時、群馬県内の学校だけでも142体の寄贈を受けたが、現存するのは20体に満たない。

 同校にはバージニアの他に2体の人形がある。そのうちの1体はニーナで、1978(昭和53)年に東京で開催された「青い目の人形展」がきっかけで、バージニアの「お友達に」と米国人の少女から譲り受けたもの。

 もう1体のエマは人形による日米親善に尽力する交流会を通じ1995年に寄贈された。

 バージニアの里帰りは2回目で、1979(昭和54)年の里帰りの際には同校PTA・児童の有志が米国を訪れ、親交を深めた。今回は世情を反映してか渡米はしなかったが、2月17日、ロアノーク市長の命を受けジャンボール夫妻(ロアノーク市在住)が同校を訪問し、預かった。

 ターブマン美術館にはバージニア、ノルマン(愛知県)、グレイス(同)の3体が展示される。6月上旬まで。

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