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群馬大学「クラファン」第3目標も達成 広がれ「小児科思春期ルーム」

写真は既存のプレイルーム。主に幼小児が利用

写真は既存のプレイルーム。主に幼小児が利用

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 群馬大学医学部附属病院小児科病棟に「思春期ルーム」の設置を目指し群馬大学が実施しているクラウドファンディングが2月12日、第3目標の1,200万円を超えた。

「思春期ルーム」イメージ

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 群馬大学医学部附属病院小児科病棟には入院中の子どもの精神的苦痛の緩和など目的にしたプレイルームがあり、病棟保育士が対応している。プレイルームは一定の成果を上げているが、対象が幼小児中心となるため年長児の入院環境は必ずしも整っていない。そのため、がんや重篤な慢性疾患で長期間入院している特に思春期の子どもたちの居場所がなく、一日のほとんどの時間をカーテンを引いたベッドで過ごしているのだという。

 クラウドファンディングの開始は2月2日。第1目標は800万円(工事・家具・備品)で、スタートと同時に寄付が集まり始め、2月7日にクリア。第2目標の1.000万円(家具・備品)は2月9日、第3目標(家具・備品)も2月12日にクリアした。

 群馬大学大学院医学系研究科小児科学分野教授の滝沢琢己さんは「予想を超えて多くの方からプロジェクトへの寄付をいただき感激している。これからの寄付は思春期ルームの維持・運営に充てる。ぜひ多くの人に協力してもらえれば。そしてこの活動がうねりになり全国にひろがってくれれば」と力を込める。

 クラウドファンディングは群馬大学のホームページから。3月31日まで

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