高崎の野菜にこだわる和食店「旬菜料理 秀」(高崎市下室田町、REL 027-381-6462)が復活させた「焼きそば」が話題になっている。
新型コロナウイルスの影響で秀も、3月には売上が2割まで落ち込んだ。店主の武渕秀樹さんはテークアウトメニューを模索。しかし単に弁当を始めたのではインパクトに欠けると、2015(平成27)年に閉店した「永井商店」(高崎市上里見町)の「焼きそば」の復活を思い付いた。
永井商店は旧榛名町で1960(昭和35)年に創業した駄菓子屋で、店主の永井せつこさんは「永井のおばちゃん」と親しまれた。永井さんが作る「焼きそば」は地元の人なら誰でも知る人気メニューだった。
早速、武渕さんは永井さんに指導を依頼。試作を繰り返し、永井さんからオーケーが出た4月中旬、永井商店の「焼きそば」が「永井のおばちゃん直伝焼きそば」として復活した。
「永井のおばちゃん直伝焼きそば」はもちもちとした太麺とオリジナルのウスターソース、大きめのキャベツが特長。価格はテークアウト400円、イートイン500円。
武渕さんは「永井のおばちゃん直伝焼きそば」だけでなく、同じく惜しまれつつ閉店した「田島屋」(高崎市上里見町)の「ホルモン」も復活させた。田島屋のホルモンはしょう油とみそを合わせた甘めの濃厚なたれが特長。テークアウト用で家庭で焼いて復活完了。価格は500グラム1,000円。
営業時間は11時~14時30分、17時~21時。木曜定休。