高塩分の「カリカリ梅」、熱中症対策で売り上げ5倍に-前橋・赤城フーズ

左が業務用1,365円、右が230円

左が業務用1,365円、右が230円

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 梅を中心にした食品加工を手がける「赤城フーズ」(前橋市上大島町、TEL 027-261-2345)の「熱中カリカリ梅」の4~6月の売り上げが、前年比の約5倍になったことがわかった。

遠山昌子さんは、六代目修行中の元タカラジェンヌ

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 赤城フーズは1893(明治26)年に創業し、1971(昭和46)年に開発した「カリカリ梅」で全国的に知られるようになった。

 「熱中カリカリ梅」は昨年4月、既存のカリカリ梅を「熱中症対策のために使う」という注文が増えたことを受け開発したもので、通常のカリカリ梅の塩分が3.5~5%なのに対し、6~8%と高めに設定した。

 商品名に「熱中」を入れたのはコンセプトをストレートに伝えたかったからだというが、何かに熱中する人を応援したいという意味も込めたという。「熱中カリカリ梅」は50粒入りの業務用(1,365円)と90グラム入り(230円)を用意した。

 売り上げをけん引しているのは業務用で、屋外で工事を行う企業やゴルフ場などからの直接注文が急増している。同社の遠山昌子さんは「テレビなどで熱中症について取り上げられる機会が増え、個人だけでなく企業も熱中症対策への意識が高くなっているのではないか」と見る。

 高血圧症はじめ塩分を控えることが必要な病気もあるが、熱中症のように水分を補給する必要がある場合、同時に塩分を摂取する必要がある。塩分を摂取するには塩をなめたり、低濃度の塩水を飲むといいとされる。

 遠山さんは「携帯に便利な梅があれば仕事でもスポーツでも、いつでもどこでも塩分補給ができる。熱中症対策にカリカリ梅を取り入れてみては」と呼びかける。

 同商品はドラッグストアなどのほか、同社直営店またはオンラインショップで入手できる。

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