2019年に閉店した手焼きせんべいの「清香園」(前橋市本2、TEL 027-221-5683)が4月14日、営業を再開した。
清香園は1875(明治8)年創業。初代の出口文吉さんからマツさん、出口一三さん、妻の美代子さんがのれんを守ってきたが、美代子さんが体調を崩したのを機に閉店した。2019年1月のことだった。
清香園を復活させたのは出口美代子さんの孫、三橋一仁(かずひと)さん。一仁さんは三越伊勢丹に勤務していたが清香園の復活を目指し、2019年3月に退社。13年振りに前橋に戻った。
前橋では2016年に地域再生プロジェクト「めぶく。」が始動。一仁さんは「地域おこし協力隊」のメンバーとして活動した。一仁さんは「活動を通して街が変わってきていることを実感していた。清香園復活のチャンスだと思った」と振り返る。
商品は職人が手焼きする「せんべい」と「あられ」約20種類。せんべいは1枚から(90円~100円)、あられ(100グラム、280円~)は量り売り。贈答用あり。
オープンから1週間、多い日には1日50人の利用があった。「若い人から年配者まで多くの人にご来店いただいている。この賑わいが広がっていってほしい」と力を込める。
営業時間は7時30分~13時。土日祝定休。