「永井のおばちゃんの焼きそば」を復活させた和食店「旬菜料理秀」(高崎市下室田町、TEL 027-381-6462)が「焼きそばバーガー」の販売を始めた。
永井のおばちゃんの焼きそばは2015(平成27)年に閉店した「永井商店」(高崎市上里見町)の焼きそばで、地元の人なら知らない人はいないソウルフード。秀店主の武渕秀樹さんが永井のおばちゃんに教えを請い、今年4月に復活させた。
秀も新型コロナウイルスの影響で3月、4月は売上が8割まで落ち込んだ。夏にかけて回復するも4割までに留まり、苦しい秋を迎えた。
そんな中でも「永井のおばちゃんの焼きそば」は「幻の味」と諦めていた人だけでなく、初めて食べる人からも支持を得、売上を下支えしてくれた。そこで、永井のおばちゃんの焼きそばで10月に「そばめし」(400円)、11月には「焼きそばバーガー」(230円)と幅を広げた。
武渕さんが永井のおばちゃんの焼きそばをパンに挟もうと思ったきっかけは、焼きそばに使っているソースに色の濃いものがあることを知ったから。「焼きそばパンはどうだろう」と開発を始め、バーガーにたどり着いた。バンズは同級生が経営するパン店「プラリネ」(本店=高崎市菅谷町)のもの。
「焼きそばバーガー」は農産物直売所「JAはぐくみふれあいの郷」(高崎市上里見町)、「JAはぐくみはにわの里」(高崎市保渡田町)で土日限定1日各10食。「そばめし」は両直売所で1日限定各20食。秀では「焼きそばバーガー」は予約で、「そばめし」は来店時の注文に応じる。
直売所の営業時間は直売所ごと。秀の営業時間は11時~14時30分、17時~21時。木曜定休。