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「ミス群馬」前橋で展示へ 89年ぶり、「青い目の人形」8体も

答礼人形「ミス群馬」

答礼人形「ミス群馬」

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 1927(昭和2)年のクリスマスにアメリカに贈られた人形「ミス群馬」が7月23日から、前橋文学館(前橋市千代田3)に展示される。

【写真】前橋の小学校が所有している青い目の人形「バージニア」

 1927(昭和2)年は日米間で人形による親善が始まった年。まずアメリカ人宣教師、シドニー・ギューリックが「青い目の人形」1万2,739体を日本に贈る。群馬県内には142体が届き、この内の19体が現存している。

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 これら「青い目の人形」のお礼として58体の日本人形がアメリカに贈られる。この内の1体が「ミス群馬」。現在、「ミス群馬」を含む48体の存在が確認されている

 「ミス群馬」はアメリカ国内の博物館や図書館などに展示された後に行方不明になり2009年、マレーシアのクアラルンプールで発見された。所有していたのはマレーシア人の人形収集家で、人形のバックグランドを知り保管していた。現在はアメリカの日本人形研究家が所有している。

 この研究家が人形の製作で知られる「吉徳」(本社=東京都台東区)に修復を依頼したために日本に戻ることに。「ミス群馬」が日本に戻るのは初めてで、前橋での展示につながった。アメリカに渡ってから89年ぶり。

 前橋文学館では「ミス群馬」のほか「青い目の人形」8体を展示する。

 観覧料は無料。観覧時間は9時~17時。水曜休館。8月21日まで。

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