高崎で「旧日本兵の軍靴」を描いた作品展-持ち主の魂に動かされ

一連の作品は個別のタイトルはなく「旧日本兵士の靴」で統一している

一連の作品は個別のタイトルはなく「旧日本兵士の靴」で統一している

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 画家・中村民夫さん(埼玉県本庄市)が5月20日、「YOU HALL」(高崎市高松町、TEL 027-324-1120)で旧日本兵が使用した靴をテーマにした個展「ある旧日本兵の靴」が始まった。

もう一枚の「旧日本兵士の靴」

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 中村さんは靴を描くことが多かった。そんな中村さんに20年前、「中村さんはよく靴を描くので、この靴をプレゼントします」と当時、高崎市に住んでいた若い作家(故人)が旧日本兵の軍靴を手渡した。

 「靴をわざわざ私の家まで持って来てくれた時、大変感激した。靴から戦況のすさまじさを感じた。靴が発する魂のようなものに引かれすぐに制作を始め、油彩、水彩、素描作品を一気に仕上げた」(中村さん)という。

 同展では、その時に制作した作品の約半数にあたる35点を展示している。

 開館時間は10時~18時。入場無料。今月25日まで。

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