群馬県民会館が「ベイシア文化ホール」に-新店に間違われない配慮も

群馬県民会館は1971年、明治100周年を祝う記念事業の一環で建てられた

群馬県民会館は1971年、明治100周年を祝う記念事業の一環で建てられた

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 群馬県が募集していた「群馬県民会館」(前橋市日吉1)のネーミングライツスポンサーが「ベイシア」(本社=同市亀里町)に決まり、来年4月から「ベイシア文化ホール」の愛称を使用する。

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 群馬県が県民会館のネーミングライツスポンサーの募集を始めたのは今年10月21日。条件は年間1,000万円以上で5年以上の契約。ベイシアは募集直後に知らせを受けた。

 ベイシアの前身は1959年6月、伊勢崎市本町で創業した「いせや」で、1989年にホームセンター「カインズ」(本社=高崎市高関町)を分社、1997年にベイシアを設立した。来年は「いせや」の創業から50周年の節目を迎える。

 同社担当者は「50周年を迎えるにあたり、周年記念事業の一環で県民会館のネーミングライツスポンサーに応募した。たまたま当社以外の応募がなかったため、すんなり決まった。タイミングが良かった」と振り返る。

 ベイシアはJ2の「ザスパ草津」のオフィシャルユニホームパートナーとして知られている。「今後はスポーツだけでなく文化的貢献を通しての地域貢献ができたら」(同社担当者)と話す。

 県民会館は地下1階地上5階建てで、大ホール(1,977席)、小ホール(499席)のほか展示室や会議室がある。昨年度の年間利用者数は356,000人。

 サインについては「2カ所にロゴを表示する。知名度の高い建物なので心配ないとは思うが、店舗と間違える人が出ないよう『ベイシア文化ホール』までをロゴとして扱う」(同)考え。

 同社ではこれを機に「ベイシア文化ホール」での「講演会やコンサート、映画の無料上映会などの開催を検討」(同)している。

 契約は2014年まで。

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