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赤城山中腹で群馬県産「トラフグ」鍋試食会−海のない場所で養殖
(2008年04月10日)
「フク(福)の町・前橋研究会」(前橋市苗ヶ島町 電力中央研究所赤城試験センター内、TEL 027-283-2721)は4月10日、「赤城南面千本桜まつり」会場で群馬県産「トラフグ」鍋を振る舞った。
同研究会は、赤城試験センター内の「循環ろ過養魚システム」を使って年間500〜600匹のトラフグを養殖している。同センターは前橋市街地から約10キロメートル離れた赤城山の中腹に位置し、海からの距離は最も近い所で120キロメートル(直線距離)ある。
同センターでは1996年、魚を養殖する際に出る食べ残しのえさや排泄物による環境汚染を防ぐために、電力を使って海水を循環ろ過して長期間利用する実験を始め結果、海の環境汚染を防ぐだけでなく、海のない場所での魚の養殖を可能にする「循環ろ過養魚システム」の開発に成功した。
トラフグの養殖を始めたのは2001年で、「先に行ったヒラメは簡単だったが、フグは鋭い歯を持っておりそのままにしておくと互いを噛み合ってしまうため、成長過程で2〜3回歯を切らなければならず大変だった。フグの養殖にはよく切れるニッパが必要」(梅津会員)と振り返る。
試食会は今回で2回目。大粒の雨が降る中多くの人が集まり、トラフグ=60匹、白菜=10個、ねぎ=30本、阿久沢武さんのシイタケ=40パック、小林豆腐店の木綿豆腐などを使ったトラフグ鍋を楽しんだ。
同研究会では4月11日11時から、同量の「トラフグ」鍋を先着350人に振る舞う。
「この試食会で今年の『トラフグ』はおしまい。水槽には2〜3センチメートルの『トラフグ』の稚魚を入れる。稚魚は冬までに1キログラムほどに成長する」(同)。成長した「トラフグ」は同会会員の「割烹入舟」(千代田4)、「日本料理くろ松」(大手町1)、「釣耕庵彩月」(岩神4)、赤城温泉郷の旅館などで楽しめる。
同研究会の会長を務める井上幸雄赤城試験センター所長は「海で養殖した『トラフグ』と遜色ない『トラフグ』ができるようになった。現在、養殖の事業化を視野に養殖事業に取り組む企業を募集している」と話している。
関連写真高崎えびす講まつりで「前橋名物tonton汁」−1時間で完売(高崎前橋経済新聞)電力中央研究所赤城試験センター
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