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東日本大震災:前橋の焼きそば店が1皿につき20円の「自ら募金」

「食い道楽が高じて焼きそば店を始めることになってしまった」という塩谷さん

「食い道楽が高じて焼きそば店を始めることになってしまった」という塩谷さん

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 焼きそば専門店「べに花屋」(前橋市本2、TEL 027-231-6093)の店長、塩谷さんが1皿売れるごとに20円の募金を始めた。

内外装を塩谷さんが手がけた「べに花屋」

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 塩谷さんが募金を始めたのは3月23日。店内に募金箱を設置する場合、来店者に募金を促すのが一般的だが、「お客さまに募金をお願いして負担になってはいけないと思い、1皿ごとに20円を自分で募金箱に入れることにした」と塩谷さん。用意したたくさんの10円玉を見せてくれた。

 同店は前橋の中心商店街にある。同商店街もシャッターを閉めた店舗や人出の減少など全国各地の商店街と同じ悩みを抱える。「震災後、本当に人が外に出て来なくなった。そのため当店も売り上げが落ちた。こんな時こそ街に出て外食を楽しんでもらえれば街に活気も出るのだが」。

 塩谷さんは年末まで募金を続け、その時点で最も適切と思われる所に寄付する予定で、「店内に領収証を貼り出し皆さんに知らせる。目標は1カ月500皿」と意気込む。

 営業時間は10時30分~19時。火曜定休。

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