セブン-イレブン・ジャパン(本社=東京都千代田区)が5月5日に発売した「まえばしtonton寿し」(360円)、「まえばしtontonバーガー」(320円)が好調なことがわかった。
同商品は、「ようこそまえばしを進める会」(曽我孝之会長)が推進する「TONTONのまちまえばし」プロジェクトとのコラボ商品。
セブン-イレブンは今年2月、「まえばしtonton汁」(320円)、「まえばしtonton汁うどん」(430円)を発売。気温の高くなる5月をめどに、「まえばしtonton寿し」(360円)、「まえばしtontonバーガー」(320円)に切り替えた。
「まえばしtonton寿し」は酢飯を豚肉で包んだ押しずし風の巻きずしで、酒かすに漬け込んだ豚肉をみそで味付けしているのが特徴。酒かすは清酒「水芭蕉」で知られる永井酒造(利根郡川場村)が、みそは十石みそ(多野郡上野村)が提供した。
「まえばしtontonバーガー」は群馬県産の豚肉のメンチカツに、前橋産のキュウリのピクルスを使った。
tonton関連の地産地消メニューはセブン-イレブン、セーブオン(本社=前橋市)、ローソンなどで発売されたが、食材をそのまま使用するだけでなく、かす漬けにするなどの手の込んだ商品は珍しい。
セブン-イレブンでは販売個数は公表していないが、「発売当日、『まえばしtonton寿し』が最も売れた店舗では145個、『まえばしtontonバーガー』は203個を記録し、オーナーから喜ばれた」(同社担当者)という。
同社は別のエリアでも地産地消のタイアップ商品を販売しているが、「群馬県は積極的に進めているエリア」(同)と話す。
「まえばしtonton寿し」、「まえばしtontonバーガー」は前橋市周辺のセブン-イレブン、すし=85店、バーガー=72店で取り扱っている。販売期間は未定。