新年恒例の「前橋初市まつり」が1月9日朝、降りしきる雪の中、始まった。
前橋初市まつりは1600年代から開催されている歴史のある祭りで、だるま・縁起物・植木を商う露店800店が本町通り、立川町通りに立ち並ぶ。
9日の前橋は今シーズン2度目の雪。前橋地方気象台によると前橋の初雪は昨年12月26日。交通機関への影響が心配される雪は今シーズン初だ。
前橋初市まつり当日、雪が降ったのは1998年。この年は市街地でも30センチメートルを超える積雪を記録した。また2001年には前日の8日に積もった雪が残ったため、雪景色の初市となった。
古いだるまを浄火(じょうか)するために「前橋八幡宮」(前橋市本2)で開催された「お焚きあげの儀」には、10時30分という時間ながら多くの人が集まった。
「お焚きあげの儀」終了後には、「市神様」の渡御行列が「東和銀行本店」前に設置した仮宮を目指しスタートする。雪のため「えびす通りで開催する予定だった前橋消防本部音楽隊の演奏は取りやめになったが、それ以外のイベントは予定通り開催する」(同市担当者)予定。
開催は9日22時まで。前橋市では「グリーンドーム前橋」の第6駐車場(同岩神1)~「前橋テルサ」(同千代田2)を約10分間隔で結ぶ無料おまつりバスを21時まで運行する。