「イーサイト高崎」(高崎市八島町)にオープンした純米酒のちょい飲み専門店「Choinomi KATSU(ちょいのみかつ)」(TEL 070-8551-0217)が健闘している。
Choinomi KATSUは2011年9月にオープンした「Japanese Bar KATSU」(高崎市あら町)、昨年8月にオープンした「純米酒専門酒屋KATSU」(同)の姉妹店。店主の石関克則さんはJR東日本を2006年に退社し、好きだった芋焼酎を扱う芋焼酎バーの開店を目指して全国を放浪。自由が過ぎて資金面で苦境に立つも、レンタカー関連会社などに勤めながら出店の夢を追い続けた。
焼酎好きの石関さんが日本酒に興味を持ち始めたのは2010年。きっかけは「礒自慢酒造」(静岡県焼津市)と「大谷酒造」(鳥取県琴浦町)との出会いだった。取り付かれたように日本酒の勉強を始め、1年で1000種類以上を味見した。
石関さんは「国酒である日本酒をもっと知ってもらおうという気持ちが強かった。日本酒バーに変更することにためらいはなかった」と振り返る。
オープンから順調に進んできた「Japanese Bar KATSU」(高崎市あら町)は新型コロナウイルスの影響で昨年4月から2カ月間休業。休業中に石関さんは酒類販売業免許を取得。更に、ピンチをチャンスに変えようとエキナカ「イーサイト高崎」への出店を決めた。
「Choinomi KATSU」は「純米酒」約30種類をそろえた。「余分なものが入っていない純米酒と、2000年代に生まれた新世代の純米酒を選んだ」と胸を張る。特におすすめは「寺田本家」(千葉県神崎町)、「仁井田本家」(福島県田村町)、「土田酒造」(川場村)といった無添加醸造蔵の純米酒だという。
価格は半合(90ミリリットル)380円~、1合(180ミリリットル)760円~。料理は「にぎり寿し」(300円~)、「冷や奴」(330円)、「ぬか漬け」(440円)、「刺身3点盛り」(1,100円)など。
営業時間は11時~21時(日曜は20時まで)。