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警視庁「事件だるま」前橋に戻る 初市「お焚き上げ」で浄火へ

15件の事件名を背負って前橋に戻った「事件だるま」

15件の事件名を背負って前橋に戻った「事件だるま」

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 警視庁捜査第一課長のデスクの後ろで捜査一課を見守った「事件だるま」が12月18日、前橋に帰った。

「事件だるま」返納式

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 前橋市が警視庁捜査第一課にだるまを贈るようになったのは1965(昭和40)年ごろ。1961(昭和36)年~1969(昭和44)年に放送されたドラマ「七人の刑事」に群馬出身の俳優、天田俊明さん(伊勢崎市生まれ、群馬県立前橋高等学校卒業)が出演しており、劇中に登場する小料理店にだるまが飾られていたのがきっかけ。

 事件だるまにはその年に解決した事件のうち、社会的影響の大きかった事件名が記される。今年はインターネット絡みでは「婚活サイトを利用した薬物使用強制性交等事件」「インターネット匿名化ソフトを利用した連続爆破予告等事件」、早期に解決した「栃木県那須別荘地内女性殺人、死体遺棄事件」、前参議院議員で日本をNHKから守る党の立花孝志党首を逮捕した「放送局に対する不正競争防止法違反、威力業務妨害事件」など15件の事件名を背負っている。

 事件だるまは来年1月8日まで「前橋市役所1階ロビー」に展示され、1月9日の「お焚き上げ」で浄化される。お焚き上げは新型コロナウイルス感染防止対策の一環で非公開。

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