「高崎飲食店応援チケット」の運用開始から2カ月、ピザ専門店「ピッツェリアマーロ」（高崎市中泉町、TEL 027-384-2099）で状況を聞いた。

【写真】「水牛のマルゲリータ」

　高崎飲食店応援チケットは額面500円のチケット6枚以上のセットを1割以上値引いて発行（販売）する。発行は各参加店で行い、使用は発行店のみ。発行は今年12月31日までで、使用期限は2025年12月末日。期限内に発行店が閉店した場合には高崎商工会議所が払い戻しに応じる。

　高崎市内には飲食店が約3000店ある。現在までに約150店が参加し、発行したチケットは約2,000万円分になる。

　ピッツェリアマーロは5月15日に発行を始め、現在までに44万円分になった。チケットは3,000円、5,000円、1万円の3種類でいずれも1割引。購入者は8割が女性で3万円分購入した人もいるという。常連だけでなく新規客の購入もあることから、顧客開拓効果も。

　マーロは売上が3月は通常の80％、4月は50％にまで落ち込んだが5月、6月は80％にまで戻った。店主の吉沢聡さんは「5月、6月はチケットのおかげ。資金面で非常に助けられている。困っているのならぜひすすめたい。参加した方がいい」と力を込める。

　購入者の多くが「マーロのピザが食べられなくなるといやだから」と口をそろえる「マーロのピザ」はイタリア直輸入の生ハムを使う「プロシュート」（1,680円）、水牛のモッツァレラチーズを使う「水牛のマルゲリータ」（1,680円）など。

　営業時間は11時30分～14時、17時～20時。木曜定休。