解決した事件名を背負い「事件だるま」が12月20日、警視庁から前橋に戻ってきた。
【写真】令和元年「事件だるま」が背負って戻った「解決した事件名」
前橋市が警視庁捜査一課に贈呈した「だるま」が解決した事件名を背負い、12月20日、前橋に戻った。
「だるま」は1965(昭和40)年ごろから贈られるようになった。当時の人気ドラマ「七人の刑事」に群馬県立前橋高等学校出身の俳優、天田俊明さんが出演しており、劇中の小料理店にだるまが飾られていたのがきっかけ。
令和元年も殺人や死体遺棄事件が目立つ中、「出会い系サイトに起因したSNS利用による連続恐喝事件」(田園調布署)、「大手通信事業者に対する業務妨害事件」(新宿署)、「国立大学附属中学校に対する建造物侵入事件」(大塚署)も。
SNSを利用した連続恐喝事件は会社員の男が出会い系サイトで知り合った女性の裸の写真や動画を撮影し、LINEで女性に裸の写真を送り「金を払えば処分する」などと脅した。
大手通信業者に対する業妨害事件は、無職の男が自宅近くの公衆電話からKDDIのフリーダイヤルに2万4000回架電した。
中学校への建造物侵入事件は、お茶の水女子大附属中学在学中の秋篠宮家の長男悠仁さまの机に刃物(2本)が置かれた事件で、犯人の男は建造物侵入の容疑で逮捕された。
「事件だるま」は現在、前橋市役所に展示されており、来年1月9日に開かれる「初市(だるま市)」の「お焚き上げに儀」で持ち寄られただるまなどと一緒に浄火する。