詩画家、星野富弘さんが群馬大学医学部附属病院に寄贈した作品を展示する作品展が9月19日、群馬大学中央図書館ギャラリー(前橋市荒牧町、TEL 027-220-7185)で始まる。
星野さんは1946(昭和21)年、勢多郡東村(現みどり市)生まれ。群馬大学教育学部卒業後、中学校の教師になるが、部活動指導中に脊髄を損傷し手足の自由を失う。入院中に、筆をくわえて描き始めた作品が話題になり注目を集め、1991(平成3)年には「富弘美術館」(みどり市)が開館した。
群馬大学医学部附属病院には2012(平成24)年、45点の作品が寄贈された。今回の作品展ではこのうち11点を展示する。
作品とともに群馬大学中央図書館所蔵の著書「東村・とみひろトランプ」を展示する。トランプは本学教育学部の田中麻里教授が2004年、東村の子どもたちとともに制作したもの。
担当者は「大学図書館が大学と地域のつながりの場となるようイベントを企画している。地域のみなさまに気軽に参加していただけたら」と呼び掛ける。
開催時間は9月中は9時~17時、土日閉館。10月は9時~21時(土日17時)。10月12日、14日休館。10月20日まで。入場無料。