コーヒーロースター「キッサコーヒー」(高崎市上並榎町)が個々のユーザーに合うブレンドを提供する「選んでフィットするコーヒー」を販売している。
【写真】テイスティングしやすさを考慮したドリップバッグのパッケージデザイン
キッサコーヒー店主の吉井章人さんは2014年からコーヒーグッズ、雑貨などのネット通販を始め、2018年からコーヒー豆の販売を始めた。「選んでフィットするコーヒー」は昨年11月にテスト販売を始め、4月1日から本格化した。
「選んでフィットするコーヒー」は2回のテイスティングを通して、自分の好みに合う味を選定するもの。テイスティングした結果をウェブで回答すると、3回目に完成品(焙煎前で200グラム)が送られる仕組みだ。価格は3,000円。
豆は「ブラジル#2(ブラジル)」「マンデリンG1(インドネシア)」「シダモG2(エチオピア)」「キリマンジャロ(タンザニア)」「スプレモ(コロンビア)」「グアテマラSHB(グアテマラ)」で720通りのブレンドパターンがあり、テイスティング結果から個々のユーザーに合わせたものを選ぶ。
吉井さんは「コーヒー業界で行うカッピングによる評価は複雑。一般のユーザーが自分好みのブレンドを作るために個々が感じる『おいしさ』を指標にした。ウェブを活用することによりロースターに好みの味を伝えやすくなっている。自分好みのブレンドに出会ってもらえたら」と呼び掛ける。