博報堂と慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科が共同で調査し、昨年11月に公表した「47都道府県別女性のしあわせランキング」を受け、フジテレビの情報ワイド番組「とくダネ！」が2月3日、最下位だった群馬県でインタビューした結果を放送。一部ネットなどでさざ波が立っている。

　群馬県は昨年8月、博報堂、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科による「47都道府県別しあわせランキング」で最下位になった。調査は昨年2月28日～3月10日、20～64歳の男女各都府県300（北海道は1200）人を対象にインターネットで行ったという。

　「女性のしあわせランキング」はこの調査結果から女性の回答を抽出し分析したもの。1位の沖縄から鹿児島、熊本、宮崎まで、ワースト1位の群馬は「47都道府県別しあわせランキング」と同順位だ。

　フジテレビ広報担当者によると「とくダネ！」は前橋市内で「ワースト1位をどう思うか」とのインタビューを実施し、群馬県在住の女性4人から回答を得た。2月3日の放送では「合っている」「群馬の女性は働き者が多い。仕事して家事もしてちょっと疲れた」「群馬って何でも下の方ですから」と紹介した。

　この放送を見た人からネットを中心に「とくダネ！見た？」「また最下位」などの声が上がった。

　また、一方では「統計調査ではなくイメージの問題。最下位の方が目立つ」という意見もある。統計的な調査の一つ。文部科学省が行う学力テストのランキングは10位（2014年）だった。