群馬県内の「粉もの」を復元-昭和30年代の老舗のパスタも

昭和30年代のパスタには「トンカツ」が

昭和30年代のパスタには「トンカツ」が

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 関西なら「粉もん」、関東なら「粉もの」…お好み焼きから焼きまんじゅうまで、私たちの生活に欠かせない「粉もの」をテーマにした「粉もの上州風土(Food)記展」が、群馬歴史博物館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)で開催されている。

群馬の粉ものといえば「焼きまんじゅう」

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 群馬県は全国有数の小麦の産地で、粉ものとは切っても切れない密接な関係がある。同展は「おこりこみ」や「焼きまんじゅう」「すいとん」「飯やきもち」など歴史のある粉ものから、「焼きそば」「ラーメン」「パスタ」など新しい粉ものまで、実際に県内の飲食店で販売されていたメニューを復刻した約70点の食品サンプルを展示している。

 「パスタの街たかさき」を代表する食品サンプルは、イタリア料理の老舗「シャンゴ」(本店=高崎市問屋1)が昭和30年代に提供していた「シャンゴ風スパゲティ」だ。同店では現在も「シャンゴ風スパゲティ」を提供しているが、麺にトンカツとミートソースをかけた復刻されたサンプルと比べるとその進化に驚かされる。

 名物の「焼きまんじゅう」は5個差しだったものではなく、4個差し、餡入りなど現代的なサンプルだ。

 同館内のレストランでは、展示No.17=上州めし焼きもち(350円)、展示No.32=甘だんご(300円)など展示品の中から選ばれた4種類の粉ものスイーツも楽しめる。

 開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=300円、大高生=200円。8月29日まで。

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