10月11日・12日、JAビル(前橋市亀里町)で開催された「収穫感謝祭2008」に県民約6万人が集まり、上州牛、上州麦豚などの畜産物や産地直送の野菜や果物など秋の味覚に舌鼓を打った。
「収穫感謝祭」は1993年から実施されているイベントで、昨年までは群馬県庁(同市大手1)で開催されていたが、今年からJAビル前の広場に会場が変更された。
当日は収穫したばかりの米や、朝採りの野菜、手作りの梅干や漬け物などを販売するほか、上州牛150キログラム、上州麦豚70キログラムが焼肉で、下仁田名産のこんにゃく60キログラムを使ったみそおでんを無料配布した。
上州牛の焼肉は特に好評で長蛇の列が絶えず、イベント終了時間の約2時間前に、段ボールの切れ端に「上州牛はここで終了です」と書かれた急ごしらえのプラカードを持った係員が列の中に立つ一幕も。
また、嬬恋産の高原キャベツの「キャベツの抱え取り」や「群馬の野菜大抽選会」などのアトラクションも好評だった。
キャベツの抱え取りは、高原キャベツ(1日あたり3,000個)の山から抱え出したキャベツを持ち帰れるという趣向で、1回200円でチャレンジできた。4~5個くらいまでは自分で抱え込むことができるが、それ以上となるとキャベツを掴むのが困難になる。ころ合いを見計らって係員がどんどんキャベツを積み上げてくれる。多い人では20個前後のキャベツを抱えた人もいて、周囲から賞賛の声が上がった。
「群馬の野菜大抽選会」ではJ2「ザスパ草津」植木監督、秋葉選手らがプレゼンターを務めた。これらのアトラクションの模様は、エフエム群馬により生中継された。