染色作家にデザインを学んだ「ろうけつ染め絵画展」-高崎・ユーホール

長谷川葉子さん「青峡」。青が織りなすイメージが色鮮やかに染められている

長谷川葉子さん「青峡」。青が織りなすイメージが色鮮やかに染められている

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 高崎市在住の染料作家、吉村晴子さんに師事する「工房はるる」(高崎市相生5、TEL 027-323-3541)の「はるるの会」が9月11日から、「YOU HALL」(同市高松町 NTT東日本群馬支店内、TEL 027-324-1120)で「はるるの会染色展-ロウ描きに生かすデザイン-」を開催している。

余川淑子さん「華-brillante-」

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 染色技法のひとつである「ろうけつ染め」は、溶かしたろうを防染剤として使い、絵柄とともにろうに入るひび割れによって現れる不規則な線による独特の雰囲気が特徴。この技法は奈良時代に中国から伝来したといわれている。

 「はるるの会」は10年前、高崎市染色植物園(同市寺尾町)で開催されたろうけつ染めの講習会で知り合った人たちが立ち上げた愛好会で、講習会で講師を務めた吉村晴子さんの指導を受けている。

 「はるるの会」では「自分が感動したものを強調して創作する」をテーマに、現在11人の会員が制作活動を行っており、同展では屏風から50号の大作まで40点を展示している。

 会員の長谷川葉子さんは、「今回、クスノキをテーマにした3人の3作品が展示されるが、個々にクスノキのとらえ方や表現が異なるため全く違う作品になっている。こうしたところも楽しんでもらえたら」と話している。

開館時間は10時~18時。入場無料。今月16日まで。

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