今年の春にオープンした複合ショップ「アトイスコート前橋」(前橋市天川原2)は6月21日、「手作りキャンドル教室」を開いた後、施設の照明を消灯して「100万人のキャンドルナイト」に参加した。
11時~17時、随時行われた手作りキャンドル教室では、「家庭でも電気を消して環境問題について考えてもらえればと、アロマキャンドルの作り方を教え家庭に持ち帰ってもらった」(同社担当者)。
日没~22時の「キャンドルナイト」では、ろうそくの光に包まれた空間で「長時間おしゃべりを楽しむ人、写真を撮る人など、ゆったりした時間を自由に楽しんでもらった」(同)という。
100万人のキャンドルナイトは今年で6年目になるが、群馬県内ではまだまだ大きな動きは出ていない。100万人のキャンドルナイトのイベントを行うと告知した商業施設でも看板や店内を消灯せず、テーブルや屋外にキャンドルを並べるだけのところが多いのが現状だ。
「フレッシュネスバーガー」のキッチンを含む一部を除く全館を消灯した「アトイスコート前橋」では、「当日の昼間、来店者にキャンドルを配った。『キャンドルナイト』を知らなかった人もいたが、『帰ったらやってみる』という人や、夜来店した人の中には『家を出る前の30分間だけだが電気を消した』という人もいて、環境について考えてもらうきっかけ作りにはなったようだ」(同)と話しており、「今回は初めての取り組みだったので戸惑ったこともあったが、この経験を生かして次は冬至に開催する」(同)という。
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