食べられない「スイーツ店」-「群馬の森クラフトフェア」会場に

ほぼ実物大のニードルフェルトのロールケーキ。携帯ストラップにもできる。価格は1280円

ほぼ実物大のニードルフェルトのロールケーキ。携帯ストラップにもできる。価格は1280円

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 4月26日・27日に群馬県立公園群馬の森(高崎市綿貫町)で開催された「第8回群馬の森クラフトフェア」に出店した青木京子さん(同市在住)の「ニードルフェルトのスイーツ店」が多くの人でにぎわった。

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 ニードルフェルトは、フェルティングニードルと呼ばれるニードルフェルト用の専用針を使って羊毛をまとめながらさまざまな形を作るクラフトで、誰でも簡単にチャレンジできることから、クラフト好きの女性の間で話題になっている。

 青木さんは、雑誌や専門書籍などで活躍する福田りおさんに師事した。福田さんを知ったきっかけは、「3年前、(ヤフーオークションで)福田先生のケーキを見て、どうなっているのか実際に手に取ってみたくて必死で競り落とした」ことに始まる。

 「ニードルフェルトの作品はフワフワと手触りが良く、色や形もかわいいのでどうしても作ってみたくなり」(同)福田さんにメールで連絡入れたところ、川口市の公民館で開催する「ニードルフェルト教室」を紹介された。青木さんは技術を習得した後もずっと福田さんの教室に通い続けている。

 昨年9月には思い切って会社勤めを辞め、ニードルフェルトに専念することに。「小さいころから『作家』に憧れを持っていた。作品を認めてくれる人、買ってくれる人が増え、教えてほしいと頼まれるようになった。ニードルフェルトは群馬県内ではまだ知られていないので、ひとりでも多くの人にニードルフェルトを広めたい」(同)という。

 フェア会場では、羊毛でできたケーキやデニッシュを手にした人が「かわいい」を連発。2日間の売り上げは「10万円を超えた」(同)という。

 6月にはパン店「グラン・ボア」(前橋市敷島町)の協力で、同店のパンのデザインをモチーフにしたニードルフェルトを紹介する展示会「フェルトのパン屋さん」の開催を予定している。

関連写真繭と絹を使ったクラフト展-11作家+会員50人(高崎前橋経済新聞)高崎で「箱」がテーマのアート展-絵画から生け花まで(高崎前橋経済新聞)寺田順三さんの動物ペーパークラフト展-学芸大ギャラリー「tray」で(自由が丘経済新聞)

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