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低栄養のリスクを知って 「元気に食べてますか?」医療者90人が啓蒙活動

目印はオレンジ色のTシャツ

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 病院や介護施設で栄養ケアに取り組む医療者が11月10日、JR高崎駅ペデストリアンデッキで「元気に食べてますか?@ぐんま」を開催する。

【写真】出雲大社でも「元気に食べてますか?」運動

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 多様な食があふれる現代において「低栄養」が問題になっている。特に高齢者は食欲の減退や、食事の質の低下などから低栄養に陥りやすい。低栄養により筋肉量や筋力が低下すると、サルコペニア(筋肉減弱症)などを引き起こす恐れがある。

 70歳以上の高齢者は総人口の20%を超えた。団塊の世代が75歳を迎える2025年問題を前に、低栄養問題の啓蒙活動を行っているのが「WAVES Japan」(東京都港区)だ。WAVES Japanは高齢者の20%が低栄養、およそ半数に低栄養のリスクがあるとしている。

 WAVES@ぐんま実行委員会委員長の岡田克之さんは「高齢者が低栄養になると日常生活自立度が下がり、さまざまな疾患にかかりやすくなる。高齢者の低栄養は高齢者が幸せを失うだけでなく、医療や介護に大きな負担をかけるものになる」と警鐘を鳴らす。

 当日は群馬県内、県外の医療施設から医師、看護師、栄養士、薬剤師など90人が問診、握力検査、指わっかテストなどを行い、栄養状態を評定する。

 開催時間は10時~17時。参加は無料で、参加者には栄養食品を無料で進呈する。

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