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前橋唯一の「ラーメン屋台」娯楽施設付近に場替え-ここで頑張る

右奥がラウンドワン、県道を挟んで反対側には日帰り温泉、バッティングセンター、深夜営業のスーパーなどが

右奥がラウンドワン、県道を挟んで反対側には日帰り温泉、バッティングセンター、深夜営業のスーパーなどが

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 東日本大震災後、客足を求めて前橋市内を移動していた屋台のラーメン店「好(はお)」が2月4日、ラウンドワンスタジアム前橋店(前橋市天川大島町)隣りの駐車場に腰を据えた。

屋台の「しょう油ラーメン」

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 店主の小池剛義さんは2002年4月、同市今井町で開店し、同年8月から日吉4丁目の「泉屋酒店」前に移り、昨年6月まで同所で営業を続けた。

 10年続けた場所を離れたのは、東日本大震災後に激減した客足が戻らなかったからだ。

 小池さんは1カ所に固定せず、日によって出店する場所を変えてみることに。3カ月の放浪の結果「定着を図るにはやはり1カ所で」と、9月からはJR前橋駅北口の商業施設エキータ前に腰を落ち着けた。しかし、駅前とはいうものの夜ともなれば人通りは少なく、新たな場所を探さざるを得なくなった。

 そして目を付けたのがラウンドワンスタジアム前橋店などが集まるエリアだ。県道端に日帰り温泉、バッティッングセンター、スーパーマーケット、ドラッグストア、衣料品店などが並ぶ場所に2007年、ラウンドワンスタジアム前橋店がオープンした。

 小池さんは「交通量があり、深夜営業の店舗が多いため人が多い。男性はもとより、若い女性一人でも入ってくれる」と声をはずませる。

 メニューは「しょう油ラーメン」(600円)、「みそラーメン」「塩ラーメン」「ニンニクラーメン」(各650円)、「チャーシューメン」(800円)など。

 小池さんが創業した当時、同市内に6軒あった屋台も、今は「好」だけ。小池さんは「屋台の灯を消したくない。修行の時に教えてもらった通りの懐かしい味と屋台をここで守る」と力を込める。

 営業時間は17時~23時。

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