コーヒー豆の焙煎(ばいせん)と販売を手掛ける「大和屋」(本社=高崎市)は11月1日、専用の石蔵で熟成させた生豆を使う「石蔵熟成珈琲」の販売を始めた。
同社は焙煎工場の敷地内に専用の石蔵を建設。昨年10月に完成し、生豆の熟成を始めた。石蔵は大谷石製。大谷石は遠赤外線の放出量が多く、食品に含まれる水の分子を活性化する働きがあるという。
一定の温度と湿度を保った石蔵の中で、生豆はクラシック音楽を聞きながら1年を過ごした。「石蔵熟成珈琲」この豆を生豆の状態でブレンドし炭火で焙煎したもの。
熟成することによりまろやかな味わいになるというコーヒー豆、同社担当者は「まろやかな味わいが際立つブレンドにした」と胸を張る。
価格は、100グラム=630円、ギフト用の缶(150グラム入り)=1,150円。取り扱いは現在、大和屋高崎本店(高崎市筑縄町、TEL027-362-5911)のみだが、直営店やグループ店でも順次、販売を始める。
高崎本店では通常日替わりとなる試飲サービスを今月17日ごろまで「石蔵熟成珈琲」を提供する。