若手落語家5人の「噺(はなし)」を観客が評価し、栄えある初代「前橋若手落語家選手権グランプリ」を決定する「若手落語家選手権in前橋」(8月2日)に出場する若手落語家の演目が発表された。
同選手権は地元、前橋の落語愛好者が企画した。観客は全員採点に参加できるのがミソで、専門家の評価を加算したりせず、観客の採点だけでグランンプリを決める。
出場者と演目は、三遊亭きつつきさん=「黄金の大黒」、桂夏丸さん=「おすわどん」、金原亭馬吉さん=「たいこ腹」、瀧川鯉橋さん=「かぼちゃや」、立川談修さん=「宮戸川」(出演順)。
同実行委員会では得点が出場の順番に左右されることを考慮し、順番を決めるあみだくじを引く前に、実行委員がどの噺家の代役を務めるかをくじで決めるなど、とことん公正にこだわった。
「話芸のおもしろさは奥が深い。それがわかっている人はもちろん、生の落語を聞いたことがないという人にこそ参加してもらって、自分で聞いて評価してみてもらいたい。当日は相当なバトルが繰り広げられる可能性が高く、席はまだ余裕があるので、ぜひ生の落語を聞きに出かけてほしい」(実行委員会担当者)と呼びかけている。
得点集計の間、ゲストの三遊亭兼好師匠が真打を務める。
開演は13時。料金は、自由席=2,500円(当日=3,000円)。チケットは実行委員会(TEL 090-6795-2866)、前橋テルサ、煥乎堂前橋店などで取り扱っている。指定席=(2800円、当日=3,300円)も「若干の余裕がある」(同)。