昨年12月にオープンした婚礼施設「高崎モノリス」（高崎市貝沢町、TEL 027-361-9966）のLEDを使ったダウンライトが5月、「北米照明学会賞」のインターナショナル部門で「Award of Merit（アワードオブメリット）」を受賞した。

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　北米照明学会は約100年の歴史を持つ公的学術団体で、照明設計を対象にしたデザイン賞「北米照明学会賞」を主催している。「Award of Merit」を受賞したのは世界50の物件だ。

　高崎モノリスの該当照明は、天井高5.6メートルのバンケットルームの天井に使用したLEDと透明のアクリルでデザインしたもので、LEDの光が円筒形のアクリルに反射しゆらめくように見えるのが特徴。

　LEDは250個あり、これらを15グループに分け明るさや色温度の調整ができるようになっているため、計算上「約33,000パターンの照明効果を生み出せる」（同館担当者）という。

　LEDは、バンケットルームやショールームなどで使われるハロゲンライトに比べて電力消費量が15％と低く、寿命は10年と約10倍だという。高崎モノリスの場合、LEDを採用することで初期費用は380万円と割高だったが、施設維持費は年間で約80～105万円抑えられると試算している。

　高崎モノリスは今年3月、店舗システム協会が主催する「第17回BEST STORE OF THE YEAR（ベストストアオブザイヤー）」で優秀賞を獲得している。