よさこい「だんべえ踊り」に踊り手1万人-「前橋まつり」

前橋若鳶会、前橋鳶伝統文化保存会を先達に、東京電力前橋支社、群馬銀行などの企業、地元の商店会の神輿が練り歩く立川町大通りは参加者と見物客で埋まる

前橋若鳶会、前橋鳶伝統文化保存会を先達に、東京電力前橋支社、群馬銀行などの企業、地元の商店会の神輿が練り歩く立川町大通りは参加者と見物客で埋まる

  • 0

  •  

 10月11日・12日に開催されるよさこい「だんべえ踊り」に群馬県内外から約200チーム、1万人が参加することがわかった。

「だんべえ踊り」を見る

[広告]

 「だんべえ踊り」は、前橋独自のイベント創作を希望する市民の声に応え、前橋商工会議所青年部「緑水会」が中心になって創作したよさこい踊りで、1956年(昭和31年)に作られた「前橋音頭」(歌唱=三橋三智也さん)を土肥一雄さんが編曲、基本の振り付けはプロダンサーの臼田陽子さんが担当し、1995年の「前橋まつり」で初披露。以降、同まつりの一環イベントとして毎年開催されている。

 「だんべえ」とは、標準語の「だろう」にあたる群馬県の方言で、イントネーションの変化によって断定や疑問を表すことができる。現在、実際に日常会話で「だんべえ」を使う人は年々少なくなっている。「だんべえ踊り」で使う前橋音頭はメロディーだけで歌詞は使用していないが、「そうだんべえ、そうだんべえ、ソレ、ソレ、ソレ、ソレ」と掛け声に「だんべえ」が使われている。

 踊り手は同市の木「イチョウ」を象った鳴子を持ち、基本の振りまたはアレンジを加えた振りで踊る。子どもから大人まで誰でも踊れることから、幼稚園、学校、町内会、企業などでチームが作られ、年々参加者が増えている。

 会場は、「ニューイヤー駅伝」のコースでもある国道50号線の本町通り。両日とも16時35分にスタートする「大行進」で始まり、20時30分まで交代で踊り続ける。

 立川町大通りには大人神輿(みこし)33台(約7,000人)、山車25台(約4,000人)が繰り出す。

後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース