10周年「上州の夏祭り」-老神温泉「大蛇神輿」尾島「ねぷた」の競演も

「上州の夏祭り」のメーン会場は県庁前広場から50号線のけやき並木通り。写真奥の建物は「ニューイヤー駅伝」でおなじみの群馬県庁

「上州の夏祭り」のメーン会場は県庁前広場から50号線のけやき並木通り。写真奥の建物は「ニューイヤー駅伝」でおなじみの群馬県庁

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 前橋市で8月16日・17日に開催される「上州の夏祭り」(主催=上州の夏祭り実行委員会)が今年で10周年を迎え、2,000人の「だんべえ踊り」や群馬県出身のアーティストによるライブ、「尾島のねぷた」など多彩な出し物が繰り広げられる。

尾島ねぷた

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 今年一番の見どころで「あっと驚く10周年記念企画」(同委員会担当者)は、老神温泉の「大蛇神輿」と尾島町の「ねぷた」の競演。大蛇神輿は赤城山の神=大蛇を乗せたみこしで、上州の夏祭りへの登場は7年ぶり。

 老神温泉と大蛇の関係は古くから地元に伝わる「老神伝説」による。「老神伝説」では赤城山の神=蛇と、日光二荒山の神=ムカデのけんかが大きな争いに発展。その後日光の戦場ヶ原で両軍の兵士が戦うまでになり、油断した蛇に敵の矢が当たってしまい引き返すことになった。蛇がこの矢を抜いて地面に突き刺したところ湯が湧き、傷を湯に浸すと傷が癒えた。傷の癒えた蛇が敵を追い払ったことからこの地を「追神」と呼ぶようになり、いつしか「老神」に転じたと言われている。

 「大蛇神輿」の大蛇は地元の若い衆によって手づくりされている。大蛇の全長は25メートル。頭の部分だけでも大人4人~6人がかりで担がなくてはならない重さになるが、重いが故に若い衆が最も担ぎたがる。

 「大蛇神輿」と「ねぷた」は群馬県庁前から秋葉写真館(前橋市大手町2)までの国道50号線を練り歩く。2,000人の「だんべえ踊り」の流しも同会場で行われる。

 開催時間は16日17時~21時、17日10時~19時。「大蛇神輿」「ねぷた」「だんべえ踊り」は17日12時~16時。

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