「巨大」産直トマト、人気で連日売り切れに-前橋、物産市

桃太郎やフルーツトマト人気で栽培者の減った「サンロード」。食料危機に立ち向かえそうな大きさ

桃太郎やフルーツトマト人気で栽培者の減った「サンロード」。食料危機に立ち向かえそうな大きさ

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 6月26日から群馬県庁県民ホール(前橋市大手1)で開催されている「おすすめ!地域の物産市」に出店中の「須田いちご園」(渋川市赤城町、TEL 0279-56-8473)で販売しているトマトが人気で、並べるそばから売り切れになる事態が続いている。

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 須田いちご園は「紅ほっぺ」「栃乙女」「やよい姫」をはじめとするいちごやブルーベリーなどを栽培し、毎年1月初旬~6月上旬には観光いちご園として観光客を受け入れているほか、いちごやブルーベリーを使ったジャムやワイン、シャーベットなどの製造販売を手がけている。

 群馬県が主催する物産市への出店は今回が初。いちごの時期は終わっているためブースでは、摘みたてのブルーベリー、いちごジャム、ブルーベリージャムなどを販売している。これらの商品と一緒に並んでいるのが評判の「トマト」だ。

 小さいもので野球ボール、大きいものだとソフトボールくらいあるこのトマトは「サンロード」という品種で、果肉が厚くジューシーなのが特徴。

 「サンロードは古い品種で今では栽培している人が少ない。これらも祖父が作っているので収穫量は少ない。初日も正午前に完売してしまい、急きょ渋川まで取りに戻って追加したがほどなく売り切れた。今日も並べるたびに売り切れてしまった」(同園担当者)。

 小麦粉やバターなど多くの食品が値上がりする中、野球ボール大、ソフトボール大のトマト2~3個が200円とあって利用者の多くは驚きの声を発し、差し出される試食用のトマトを口にするより先に商品に手を伸ばす人も。

 価格は、「トマト1袋」(200円)、「摘みたてのブルーベリー1パック」(100円・400円)、「いちごジャム1個」(500円)、「ブルーベリージャム1個」(600円)。

 「おすすめ!地域の物産市」の開催時間は10時~18時30分(土曜は17時30分)。6月30日まで。

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