「共愛学園前橋国際大学」(前橋市小屋原町)が作った仮想企業「繭美蚕(まゆみさん)」が「新浜せんべい」(桐生市)、「ヤバタファーム」(前橋市後閑町)とコラボした「揚げおかきぎゅうてん味」を発売した。
繭美蚕は「学生が手軽に食べられる菓子を作りたい」と模索する中、六次産業に注目。商品開発を担当する村田彩万さん(国際社会学部4年)らは、自社栽培のもち米を使ったもちの製造販売を手掛けるヤバタファームを訪ねた。
ヤバタファームのもち米は前橋市が推進する地域ブランド「赤城の恵」に認定されている「群馬糯(もち)5号」。村田さんらはこれを生地にしたおかきの開発を始めた。
おかきなら口に運びやすい。味は学生が好みそうなソースとマヨネーズベースの「ぎゅうてん味」に。ぎゅうてんはお好み焼きに似た粉もので、桐生で食べられていたとされる。
村田さんは「揚げおかきを食べてほしいのはもちろん、この揚げおかきをきっかけに群馬の郷土料理の一つであるぎゅうてんを知ってもらえたらうれしい」と声を弾ませる。
価格は1袋(3本入、180円)。「新浜せんべい」で販売中。11月末日まで。