映画「クライマーズ・ハイ」特別試写会にマスコミ関係者100人超

日航機墜落事故の全権デスクとして信念を貫こうとする悠木和雅(堤真一さん)。「クライマーズ・ハイ」(C)2008「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ

日航機墜落事故の全権デスクとして信念を貫こうとする悠木和雅(堤真一さん)。「クライマーズ・ハイ」(C)2008「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ

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 ユナイテッドシネマ前橋(前橋市文京町2「けやきウォーク」内)は5月22日、映画「クライマーズ・ハイ」公開に先駆けマスコミ向けの特別試写会を開催した。

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 映画「クライマーズ・ハイ」の原作は「半落ち」「震度0」などで知られるベストセラー作家、横山秀夫さんの同名の小説。

 横山さんは上毛新聞社(前橋市古市町)在職中、社会部の記者として日航機墜落事故に遭遇し取材に携わった。この経験を元に書かれた「クライマーズ・ハイ」は2003年週刊文春傑作ミステリーベストテン1位、2004年本屋大賞2位など多くの支持を受け、重版されている。

 試写会には群馬県内で活躍している新聞記者をはじめ100人を超えるマスコミ関係者が参加した。ユナイテッドシネマ前橋では「この作品だけでなく映画の公開に先駆け試写会を開催しているが、マスコミ関係者に限ったここまで大がかりの試写会は今回が初」(ユナイテッドシネマ前橋担当者)。

 試写会に参加した記者からは、「同じ職業なので感情移入して見た。深い内容に感銘を受けた。また見に行きたい」(25歳男性)、「すべて衝撃的だった。資料を読んで事故のことを勉強してからもう一度見たい」(30歳女性)、「私たちには恐れおののきつつ、ためらいつつも伝えたいこと、伝えなければならないことがある」(52歳男性)などの感想が寄せられた。

 今月27日には原田眞人監督、悠木和雅役の堤真一さんのあいさつの後、一般向けの試写会が開催される。公開は7月5日。

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