2019年8月、惜しまれつつ閉店した持ち帰り餃子専門店「餃子のみっちゃん家」の餃子が冷凍餃子として復活。製造が追いつかないほど売れている。
餃子のみっちゃん家は2012年5月に開店した。関根さんの「子どもの頃に食べた餃子が食べたい」がきっかけで販売に繋がった。家族のために家庭で作ったような仕上がりが評判になり売れ行きを伸ばした。
閉店後、幼なじみの鈴木健正さんが「あの餃子が食べられなくなるのは死活問題」と後継者を探すなど尽力。2019年12月に店を復活させるも2020年5月に閉店。次に目指したのが非接触販売と持ち帰りの合わせ技の自販機販売だった。製造には関根さんの長女、鈴木麻耶さんを抜擢。麻耶さんは8年間、餃子のみっちゃん家を手伝っていた。
麻耶さんは「一度に大量に作ることに戸惑ったけれど、味は覚えているので復活させることができた。常連だったお客さまに試食してもらい、大量に作っても同じ味が出せるようになった」と振り返る。
商品は「冷凍餃子」(1パック30個入り)のみで価格は1,000円。現在、「餃子のみっちゃん家工場前」(高崎市並榎町)、「図南フットサルクラブ駐車場」(高崎市宿大類町)に設置した2台の自販機に各1日3回補充している。
8月には工場を新設し生産能力を5倍に増やす考え。