ホタルの名所「荻窪公園」(前橋市荻窪町)で今週末、「ゲンジボタル」が見頃を迎える。
荻窪公園は2009年の水路工事の影響でホタルが減少。2010年から地元有志で結成したNPO法人エコボランティアが環境整備を始め、2016年には1日1000匹を超える飛翔が観測されるなど、前橋のホタルの名所として知られるまでになった。
新型コロナウイルスの影響で今シーズンはカワニナの放流ができず、草刈りやザリガニの駆除など少人数でできる活動を中心に、生息しているカワニナの保護、育成に努めた。
その甲斐あって昨年と同時期、5月23日に飛翔が始まり、5月31日には100匹の飛翔を確認。NPO法人エコボランティアの関係者は「昨年の330匹を超える数になるのでは」と期待を寄せる。
ピークは6月9日頃で、見頃は10日間程続く見込み。「各エリアの感染防止ガイドラインを遵守し、マスク着用、ソーシャルディスタンスを保って、声を出さないで鑑賞してほしい」と呼び掛ける。
飛翔は日没後1時間程度から始まり、2時間程度続く。6月20日頃まで。