自転車レース「赤城山ヒルクライム」の中止を受け前橋市は「赤城山ARヒルクライム体験」「赤城山ARヒルクライムレース」を開催する。
赤城山ヒルクライムは2011年に初開催し、一昨年は台風24号の影響で、今年は新型コロナウイルスの影響で中止が決まった。節目となる10回目の大会だった。
「赤城山ARヒルクライム体験」「赤城山ARヒルクライムレース」は赤城山ヒルクライムのコース映像をAR(拡張現実)化した仮想空間を使い、オンラインで自転車レースを楽しむもの。
「赤城山ARヒルクライム体験」は10月17日・18日、前橋中央イベント広場に設置する自転車で室内サイクリングアプリ「Rouvy AR(ルービーエーアール)」を体験するもの。定員は1日90人(先着、要予約)。参加費は無料で、前橋市まちづくり公社(TEL 027-289-4764)が10月1日から予約を受け付ける。
「赤城山ARヒルクライムレース」はバーチャルの赤城山ヒルクライムコースによるレース。インターネット環境とスマートトレーナーがあれば世界中どこからでも挑戦できる。スマートトレーナーはPCやタブレット、スマートフォンなどの端末と接続できる固定ローラー。前橋市の担当者によると価格は6万円~15万円前後。参加は無料。エントリーはバーチャルライドアプリ「Rouvy(ルービー)」で。Rouvyは14日間無料。開催日は10月31日。
これまでのような地元への経済効果は望めないとみられるが、前橋市はアプリに掲示する広告を募る。