![だんべえ踊りは「前橋音頭」をアレンジした曲に合わせて踊る鳴子踊り。鳴子は前橋の木「いちょう」を象った](https://images.keizai.biz/takasaki_keizai/headline/1570656915_photo.jpg)
10月9日、前橋市は10月12日、13日に開催を予定していた「第71回前橋まつり」の中止を発表した。台風19号の影響。
前橋まつりは1月の初市まつり、7月の七夕まつりと並ぶ前橋三大まつりの一つ。1948(昭和23)年に前橋大空襲の復興を願い「復興際」として始まり、「前橋商工祭」名を経て1959(昭和34)年から「前橋まつり」となった。2日間のうち1日中止は過去にあったが、2日間中止は史上初。
前橋まつりの呼びものの一つ「だんべえ踊り」は1995(平成7)年に始まった。今年は大人102団体3,550人、子ども58団体3,308人が参加を予定していた。
山車(だし)は17台約2,000人、神輿(みこし)27台団体約4,000人、鼓笛隊パレード48校約4,400人。関係者は台風発生から進路を注視していた。開催可否の問い合わせが増える中、前橋市は前日に開くことになって悪天候時検討委員会を前倒しし、9日13時30分に開いた緊急会議で中止を決定、発表となった。