今年5月に閉店したラーメン「鍛吉(たんきち)」跡に6月17日、「鳴馬良(なまら)」(前橋市日吉3、TEL 027-226-1492)がオープンした。
店主の佐藤正哉さんは2015年4月に立ち退きで閉店するまでの約10年間、練馬駅前で立ち食いそば店を経営していた。その年、体調を崩し群馬大学医学部附属病院に通院を始めたのをきっかけに「群馬のゆっくりとした環境で暮らそう」と群馬に移った。
佐藤さんは北海道出身。店名の鳴馬良は北海道の方言で、ものすごい、すごいの意味。「なまらおいしいラーメンを提供したい」という気持ちを込めた。
群馬にはとんこつ系、家系、あっさり系と多くのラーメン店があるため「鴨(合鴨)だし」で差別化を図ることに。「鴨は鶏より脂が多くこってりだがさっぱりと食べられるのが特徴」だという。チャーシューは鴨肉と豚バラの煮豚。
開店から満席の日が続き、行列ができることもある。佐藤さんは「ツイッターのフォロワーが150人になった。前橋は住みやすい。野菜がおいしくて空気もいい。あせらずじっくり頑張る」と意気込む。
メニューは「鴨だしラーメン(醤油・塩)」(780円)、「鴨だしワンタンメン(同)」(930円)、「鴨だしチャーシューメン(同)」(960円)ほか「味噌ラーメン」など9種類。
営業時間は11時~14時、17時~21時。