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前橋の菓子問屋の倉庫に400人 賞味期限迫る「ポテチ」など大人買い

倉庫内に並べられたわけあり商品。写真は駄菓子コーナー

倉庫内に並べられたわけあり商品。写真は駄菓子コーナー

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 菓子の卸売りを手掛ける「お菓子の上信」(前橋市五代町「五代工業団地」内)が開催している「倉庫開放わけあり市」が、じわり人気を集めている。

【写真】大人買いを楽しむ人たち

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 菓子業界は新商品の発売頻度が高く、同社にはスーパーマーケットなど小売店から在庫過剰になった商品などが戻ってくる。菓子業界には「3分の1ルール」があり、賞味期限が3分の1を切ると出荷できなくなる。そのため商品には何の問題もないのに、最終的には廃棄せざるを得ない。食品ロスだ。

 同社は今年2月、こうした商品を五代工業団地内の企業の従業員向けに販売した。当日までの不安をよそに多くの人が集まったことから3月にも実施したところ、口コミで広まり約400人が来場した。

 当日はガムやキャンディ、チョコレートなど約300アイテム500ケースを用意した。人気のポテトチップスは標準小売価格の半額以下で箱(1ケース12個入り)売りし、180ケースがほぼ完売した。

 同社社長の宮沢昌子さんは「手さぐりで始めたが反響の大きさに驚いた。もったいないという気持ちをみなさんと共有していければ」と話しており、4月から毎月最終土曜日に定期開催する考えを明かした。

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