往年の名車を展示する「第3回前橋クラシックカーフェスティバル」が5月21日、前橋中央通りなどで開催される。

【写真】1972年モンテカルロラリーで総合3位になった「日産240Z 」のレプリカ

　参加するのは「フォード（英国、1940年）」から「マツダRX-7（1999年）」までの93台と、1972年モンテカルロラリーで総合3位になった「日産240Z」のレプリカ1台の合計94台。

　今年はロータリーエンジン誕生50周年の年にあたり、ロータリーエンジンの特集も。

　ロータリーエンジンはタービンの回転により出力を生み出す。高速回転によって生じる独特の音に惹かれたファンも少なくない。しかし、一般的なエンジンに比べると燃費が悪いことから、1973～1980年に度重なったオイルショック後徐々に姿を消した。最後に残った「マツダRX-8」も2012年6月で生産が打ち切られた。

　当日は「ルーチェロータリークーペ（1969年）」「マツダコスモスポーツ（1969年）」「サバンナRX7（1986年）」など14台が見られる。

　展示される94台はいずれも時代を象徴する名車だが、あこがれた「フォルクスワーゲンカルマンギア（1964年）」「トヨタスポーツ800（1965年）」、近所のお兄さんが乗っていた「トヨタカローラスプリンター（1968年）」「プリンススカイライン2000GT-B（1966年）」、家に初めてやって来た自家用車「スバル360（1966年）」「スズキフロンテ360SDX（1967年）」など、カーマニアでなくても思い出がよみがえる名車がそろう。

　近年よみがえり好評を博した「フィアット500」の原型、ルパン・次元・五右衛門・不二子ちゃんが乗っていたあの「フィアット500（1969年）」も見られる。

　開催時間は10時～15時。