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竹刀は群馬発祥だった 兵法家「上泉信綱」SP時代劇いよいよ放映

合戦の撮影は大胡城跡、箕輪城址で。写真は大胡城址

合戦の撮影は大胡城跡、箕輪城址で。写真は大胡城址

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 剣術「新陰流」を編み出した上泉信綱(かみいずみのぶつな)の半生を描いた「新陰流 上泉伊勢守信綱」が3月3日、BS朝日で放映される。

【写真】甘楽町での撮影風景と信綱弁当

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 時は戦国時代。信綱は上州(現在の群馬)侵略を狙う武田、北条軍に対抗すべく、箕輪城主の長野業政(ながのなりまさ)の下で活躍した兵法家。

 1508年、上泉城(現在の前橋市)で生まれた。教養が高く、幼い頃から重ねた剣の修行により文武両道に優れた人と伝えられている。竹刀の原型となった「袋竹刀」を考案したことでも知られ、検出の継承や稽古に改革をもたらしたと評価が高い。

 長野業政の死去により武田軍に敗れると、新陰流を広めるためにと昨日の敵の一人、武田晴信に「武田軍に新陰流を広めるために京に上りたい」と願い出たといい、死をも恐れぬ高潔さが500年を経ても人の心を引きつける。

 出演は村上弘明さん(上泉信綱)、田中健さん(長野業政)、原田龍二さん(武田晴信)、勝野洋さん(信綱の師、愛州移香斎)、高島礼子さん(業政の娘、正子)ほか。

 見どころは大胡城址や箕輪城址での合戦場面。特に箕輪城址は建物はもちろん電柱も電線も現代の人工物は視野に入らないことから、足を踏み入れるだけでタイムスリップできるような場所だ。

 放映時間は19時~20時54分。

 放映時間に合わせ、フレンチレストラン「シェ・スナガ」(前橋市石倉2、TEL 027-251-8312)で同番組を見る会が開かれる。18時30分から、上泉伊勢守顕彰会副会長で新陰流上泉三学会会長の宮川勉さんの解説が聞ける。定員40人。参加無料。「とんかつ重上泉伊勢守ご膳」(800円)の予約も受け付ける。

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