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高崎・多胡碑周辺遺跡の大型倉庫遺構、「多胡郡正倉院」と認定される

多胡郡正倉院の全景(写真中央)、写真手前が南

多胡郡正倉院の全景(写真中央)、写真手前が南

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 日本三代古碑の一つ「多胡碑」周辺遺跡から同時代に作られたと見られる大型倉庫の遺構を発見し「多胡郡正倉院」と認定したと、高崎市が1月26日、発表した。

【写真】遺構からは8世紀・9世紀の瓦が

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 多胡碑は高崎市吉井町にあり、711(和銅4)年3月9日に多胡郡が設置された際の朝廷から命令が刻まれている。

 高崎市は2012年1月に多胡碑の周辺遺構の調査を始め、2014年3月に瓦や礎石、同年11月に炭化した米を発見。昨年5月から大型礎石建物の発掘を行なっていた。

 この大型礎石建物は多胡碑と同時代の巨大な遺構で、南北7.2メートル、東西16.8メートル、床面積約120平方メートルの総瓦葺き。多胡郡正倉の中でも最も格の高い法倉(ほうそう)と見られることから「多胡郡正倉院」と認定した。

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