前橋市が警視庁捜査一課に贈った「警視庁だるま」が背中いっぱいに「戒名」を背負い、12月12日、前橋に戻った。
警視庁だるまの誕生は1965(昭和40)年ごろ。当時の人気テレビドラマ「七人の刑事」(TBS系列)に群馬県立前橋高等学校卒の俳優、天田俊明さん(伊勢崎市出身)が出演していたことがきっかけだった。
だるまと言えば高崎が有名だが、前橋市内にも工房がある。今回のだるまは木村ダルマ店(前橋市青梨子町)で作られたものだ。
今年は、オウム真理教元幹部、平田信の逮捕により終結した「公証人役場事務長逮捕監禁拉致死事件」のほか、「複数犯による車両利用逮捕監禁事件」「福岡市博多区における風俗店従業員グループによる殺人、死体遺棄事件」などグループ犯罪の戒名が目立つ。
警視庁だるまは来年1月9日の「前橋初市まつり」で、持ち寄られただるまと共に浄火される。