黄檗宗少林山達磨寺(高崎市鼻高町、TEL 027-322-8800)で1月6日・7日に開かれる「七草大祭だるま市」を皮切りに、だるま市が始まる。
高崎でだるまが作られるようになったの江戸中期で、1782~1788年まで続いた近世史上最大の天明の大飢饉の後。1783年には青森の岩木山、群馬の浅間山が相次いで噴火。直接的な被害だけでなく、噴煙による日照不足が農作物の被害を拡大した。
生活苦にあえぐ人々を見るに見かねた少林山達磨寺の住職は高崎の農民に、張子のだるま作りを教えた。これらのだるまを同寺の七草大祭で販売したのが七草大祭だるま市の始まりとされる。
だるま市は「初市」と呼ばれ、1月9日=前橋、11日=伊勢崎、12日=渋川など毎年同じ日に開かれる。