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伊勢崎で「大洗港の魚」販売-JA伊勢崎、水戸のドライブインとコラボ

野菜を買いに来たら魚屋が…。カツオ(1匹1,500円)を刺身用に卸してもらう人が目立った

野菜を買いに来たら魚屋が…。カツオ(1匹1,500円)を刺身用に卸してもらう人が目立った

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 JA伊勢崎の直売所「からか~ぜ」(伊勢崎市田中町、TEL 0270-50-0831)で5月21日・22日、水戸市などで大型ドライブイン6店舗を展開する「お魚市場大洗イエローポート」(本社=水戸市)が大洗港で水揚げされた魚やカニ、タコなど海産物を販売した。

カツオやマダイをさばく和田会長

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 からか~ぜは昨年10月にオープンした直売所で、農畜産物、加工品、総菜などを取り扱う。イエローポートは同店のオープンイベントへの出店をきっかけに縁ができた。今回は、東日本大震災の影響で売り上げが激減したイエローポートが出店を申し入れた。

 イエローポート会長の和田俊雄さんは「震災後、観光客が激減。売り上げは5分の1まで減少した。観光バスも減ったが、栃木、群馬ナンバーの車をほとんど見なくなった。安全な漁場で獲った魚を水揚げしている大洗港も風評被害を受けている。群馬のみなさんに大洗の魚の安全性をしってもらいたい」と話す。

 当日はカツオ(1匹1.500円)、マダイ(1匹1,000円~)、イナダ(1匹500円)、ベニズワイガニ(2ハイ1,500円)や干物、乾物、佃煮、涸沼産のヤマトシジミ(700円)など、トラック2台に満載してきた海産物を販売した。

 カツオやタコなどを買い求めた男性のひとりが「おつりはいらないよ」と立ち去ろうとすると、イエローポート営業部長の面川幹夫さんは「ありがとうございます。これを持って行ってください」とイワシの佃煮を手渡していた。

 震災から約1週間後の3月19日、北関東自動車道が全面開通した。前橋、高崎-水戸間は2時間30分短縮され2時間になった。両県とも観光客の相互誘致に期待を寄せていたが、開通直後は観光客ではなく緊急物資を運ぶ道となった。

 群馬県内で海産物直売と言えば新潟県産が多かったが、「できればこうしたイベントを定期的に開催したい」(和田さん)と意気込む。

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