赤城山麓に春を告げる「ザゼンソウ」が例年より2週間ほど遅れて咲き始めた。ザゼンソウはサトイモ科の多年草で、花弁の形が座禅をする僧侶に見えるとその名が付いた。
赤城山には2ヘクタール(幅約50メートル、長さ約1,300メートル)ものザゼンソウの群生地があり、約3,000株のザゼンソウが咲く。場所は、沼の窪の市有林を流れる細ヶ沢川の源流沿いの湿地で、木道から約1,000株の群生を楽しむことができる。
ザゼンソウは例年1月下旬から花を開くが、今シーズンは寒さの影響で開花が遅れた。現在は14日に降った雪が残っており、花弁とのコントラストが美しい。
群生地へは国道353号線の石井交差点を北上。約3キロの場所に駐車場がある。前橋市観光課担当者は「木道が滑るので気を付けて」と呼びかける。