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白く染まったナシ畑、「いいおしめりでした」-高崎・前橋の果樹園

張り巡らされたナシの木の枝にも雪が

張り巡らされたナシの木の枝にも雪が

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 2月14日夜から15日早朝にかけて降った雪が、ナシの産地で知られる高崎市下里見町や前橋市下大島町のナシ畑を白く染めた。

雪に覆われたナシ畑

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 群馬県は野菜の栽培で知られるが、ナシ、リンゴ、ブドウ、モモなどの果物の栽培も盛ん。生産量は全体で6,270トン、市町村別では旧榛名町を含む高崎市=3,978トン、旧富士見村を含む前橋市=1,179トン(2006年度実績)。

 ナシは4月上旬から中旬にかけて花を付ける。昨年はちょうど花の時期に降った雪により、実の育ちが遅れるなどの影響を受けた。

 JAはぐくみ(高崎市上里見町)の森泉淳さんは「今回は約5センチ積もった。今年は雨も雪も降らず乾燥しすぎて芽吹きが遅れていた。この雪は『いいお湿り』」、関口果樹園(前橋市下大島町)の関口恒雄さんも「本当に『いいお湿り』」と口をそろえる。

 お湿りは、晴天が続い後に降るタイミング、量ともに好ましい雨を指す。群馬だけでなく関東甲信越、京都など広く使われている。

 ナシの出荷は8月中旬ごろから。

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